ピョートル・フェリークス・グジバチ著「世界一速く結果を出す人は、なぜメールを使わないのか?(グーグルの個人・チームで成果を上げる方法)」を読んで以下のことを学んだ。
この本は、グーグル(google)の仕事の仕方について書かれた本で、いまの働き方のヒントになる。
Gmailを提供しているにもかかわらず、メールはあまり好ましくないらしい。
その理由を読んでかなり納得した。
また、日本在住歴が長いので、日本的な働き方との比較、またマッキンゼー的な働き方と比べていて、グーグルの働き方のコンセプトがわかりやすくかかれていた。
日本的な働き方の問題点
1.持ち帰って検討しすぎる
2.分析・検討しすぎる
3.コミュニケーションコストが無駄にしかならない
4.細かい生産性の改善では、10倍の成果はあげられない(10xテンエックスの発想がない)
グーグル的な働き方
1.いまいるところがオフィスであり、持ち帰り検討はせずその場で必要なら連絡をとり1回で片付ける
2.結論を出すことに具体的な期日を設ける
3.自分ではわからないときに何をすればいいか?誰に聞けばいいを考え行動に
移す。また本当にわからない部分とかわる部分を切り分ける
4.メールよりも集まってみんなでスクリーンをみてクラウド上の資料を更新した方が結局は速い。
5.メールは「持ち帰り文化」、チャットは「リアルタイム文化」関係者が一堂に参加するチャットなら、一気に終わる。
6.いまこの瞬間に集中する(そのために、他のことに意思決定力を消費しないように、社内に無料のビュッフェがあったり、リラクゼーションスペースがあったりする)
7.仕事は9時から17時までここに座っていることでなく、アウトプットを出すこと
グーグル的な働き方2
1.どういうアウトプット(結論・目的)を意識しない分析をしない。何を確認したいか?を明らかにしてデータ分析する。
2.必要なのはひらめき、直感、センスであり、コンサル業界で使われる分析は説明のための技術なので全く別物。コンサルでなく、起業家的な仕事の仕方をする。
よって、ロジカルシンキングなどしている暇はないというタイトルがついていた。
3.ひらめきは新しいつながりをつくることであり、混沌の中より集合知から生まれる
4.込み入った技術的な問題は分析して解決できるため、ロジカルシンキングが使えますが、因果関係が把握できない問題を解決するときには、プロトタイプを作ってトライ・アンド・エラーを重ねる必要がある。だから事業が軌道に乗り、会社を大きくしていく局面からコンサル業界から人を雇うといい。
5.知能・勤勉・服従はすべて機械に置き換えることができるから、情熱・創造性・率先が重要
フリーダム
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