ちきりん「マーケット感覚を身につけよう」を読んで、価値に気づき値段をつけて売る発想力は重要だと思った。
この本は、能力やモノに独自の視点で価値をつけて値段をつける例がいっぱい載っていて、いい本だった。そういうサービスもあると便利だ!と思えるものがたくさん紹介されていた。
以下のことを学んだ。
マーケット感覚
・商品やサービスが売買されている現場のリアルな状況を想像できる能力
・顧客が市場で価値を取引する場面を直感的に思い浮かべられれる能力
マーケット感覚を鍛える5つの方法
1.プライシング能力を身につける
コスト積み上げでなく、誰がそれにいくら払うかを考える
2.インセンティブシステムを理解する
・人が動機から言動に至る仕組みを理解する
・自分の欲望に素直になり、自分の欲望センサーの感度を高めると、他者の欲望や人間全体に共通するインセンティブシステムについて理解が進む
・規制や罰則で問題を解決しようとしない。「どうすればみんなが自発的に、望ましい方向に動いてくれるだろう?」
3.市場に評価される方法を学ぶ
組織で評価される方法と市場で評価される方法は違う。
組織では意思決定が属人的なので、キーパーソンをおさえるのが重要で、根回しの力が重要。市場は多様や顧客の要望があるため、組織でのそれとは違う。
組織は「決めてから→やる」なので細部まで完璧に作り込むことが重要、市場は「やってみてから→決める」なので、どんどんやってみるためのフットワークの軽さと、ダメだと思えば早めに見切る意思決定の早さが重要。
4.失敗と成功の関係を理解する
失敗から学ぶ経験が重要で、失敗を成功の反対の概念と捉えて避けることはしない。
市場からのフィードバックを得ることが重要
5.市場性の高い環境に身を置く
客が財布からお金を出す瞬間=価値の交換が行われる現場を目の前でみることができる場所で働くことが重要。
そのときにお金と交換される価値はどんな価値で、それを欲しがる人のインセンティブシステムはどういう仕組なのかをみることができるとマーケット感覚が身につく
フリーダム
最新記事 by フリーダム (全て見る)
- 藤元健太郎著『ニューノーマル時代のビジネス革命』を読んだ。読み辛いが、網羅的に新しいサービスが書かれていた。 - 2020-12-21
- ケリー・マクゴニガル著『スタンフォード式人生を変える運動の科学』 - 2020-12-21
- やまぐちせいこ著『シンプル思考ですっきり身軽に暮らす』に夫婦の会話のコツを学んだ - 2020-12-17