吉田尚記著「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」を読んで、質問の回答が詰まないように、興味と感心のハードルを下げて、「え?説明して!」と自然に質問でき会話が回るようにしたいと思った
この本を読んで以下のことを学んだ。
コミュニケーションは技術であって、サッカーのようなものなので、練習なしではできるようにならないが、かならず毎回成功するものでもないことがわかった。
コミュニケーションの目的は、コミュニケーションである。
儲けたり、出世したりすることが目的ではない。
コミュニケーションに自己顕示欲は不要で、重要なのは、相手にとって興味があるかないか
情報の伝達よりも先に、話をしていて楽になる、心地よくなることの方がずっと重要
コミュニケーションの重要な基本技術は、ふだんの会話がうまく行ったかどうかをモニタリングすること。うまく行ったかは、自分の判断でいい。自分が成功したと思えれば相手も成功したとだいだい思っている
コミュニケーションには、こう来たらこう受ける、こう受けたらこう出すという「型」がたくさんある。
コミュニケーションは「ゲーム」である
1.参加者全員による「協力プレー」
2.ゲームの敵は「気まずさ」
3.ゲームは「強制スタート」
4.ゲームの「勝利条件」
ゲームを楽にするプレーの基本
人にできるだけ喋らせる。
相手が喋ってくれた事柄に対して、自分で考えて、どう動いて対応するかが大切
自分と相手の意見の違いを言いまかせても相手の意見はかわらない、自然に「あっ」と思えたときに、意見はかわる。
人は間違った情報を訂正するときにいちばんしゃべるから、先入観は間違っていてもいいので、先入観を相手に聞いてみる。
空気を読むとは、会話のムードにテンションを合わせること。
会話のムードと違ったテンションで入るのは無謀なので、低いムードなら低く入り、高い方にちょっとずつ移行していくことにより、変えていく。
サルのような霊長類は毛繕いの時間が長いほど、大きい群れを作り、大脳新皮質の厚さに比例する。人間の場合は毛繕いの代わりにコニュニケーションで代替している。
これが脳内麻薬を生成する。無駄話、バカ話、雑談が一番気持ちいい毛繕い的なコミュニケーションなのでバカにはできない。
話題はどっかから降ってくるものではないので、質問することにより、会話を始める。
その答えに対して、質問を重ねて展開する。
話題とは質問から生まれる相手の受け答えです。
かりそめでもいいので相手に興味を持ち、見た目の先入観、偏見で質問をする。
何か答えが返ってきたら、そこへさらに興味の種となるようなものを見つけて驚く、面白がある。そこから会話を広げていくんです。ここで大切なのは、感ずる心のハードルを思い切り下げること。どんなに小さなことでもとりあえず関心を持ってしまう。相手の興味を持つことができれば質問に移せるし、そこからまた次へと会話に好循環が生まれる。うん<質問を見つけてもすぐに詰んでしまう>って、簡単に言えばその質問じゃダメなわけなんですよね。そこで止めてしまわずになぜその質問がダメだったのか?よく考えてまた別の「えっ」を投げかけてみましょう。「えっ?説明して!」を繰り返せたら、間違えなく会話は転がる。どうでもいい自慢話に「すごいじゃないですか?」って言えたら「感心のハードルが下がっている」証である。また相手の言い分に乗ってみる。
自分の意見を持って説得しようとしない、優位に立とうとしない
そのための技術
1.褒める(その結果、自分が相手に受け入れられる)
2.驚く
3.おもしろがる
「ふーん」「へえ」「なるほど」と話を受け止めない。
タモリさんの場合は「へえ、そう!」と小さな驚きを必ずした言い方をする
質問は具体的にする。また方向性として、ズームインする方向かズームアウトする方向のどちらかで聞く、行ったり来たりはわかりづらくなる、
フリーダム
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