未来工業という変わった会社の話の本。
作っている製品は法律でガチガチに規格を決められているが、その中でも自由な部分を他にはない物にして、提供している。
これにより、この会社のシェアはかなり高い。
他の会社にないものを作れるのは、常に日本初のものを作るという会社の方針がある。会社の方針だけでなく、常に考えるようになる仕組みがこの会社にはある。
また、権限委譲の幅が凄く、勝手に出張などに出かけて、精算できたり、自由な会社だ。
いちいち上司にお伺いを立てていると自由な発想や自主性がなくなる。
事情をわかっていない上司を説得することにたくさんのエネルギーを使うことにもなる。それは本末転倒。
日本の製造業は、リコールが増えているが、それはパート社員や派遣社員が増えていることと無関係ではない。
製造業にはかなりの技術が必要だがいつクビを切られるかわからない立場で会社のために技術を覚える訳がない。
だから、この会社は正社員としてとる。
良いモノを安くは過当競争になるので、安く売らない、また大量に買っても安くはしない。
人間が人間を評価する限り成果主義にはしない。
不正を監視するコストと不正を見逃した場合のコストを比較すると監視しない方が安く済む。
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フリーダム
うつ病の子育て中の金融系システムエンジニアです。
名もなき家事、目的のない仕事、見えない不自由、チリツモストレスを見つけ出して、設備投資、システム化、見える化により、解決します。
習い事で、ドラムをしていました。
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