この本を読んで学んだこと
・弱いおなかを鍛えて強くすることができる。
・臓器のうちで、ストレスの影響を最も強く受けるのは心臓と腸
・過敏性腸症候群は、ストレスなどの影響で腸が過敏になり、腹痛や下痢・便秘を繰り返す病気。
・「おなかの不安」を抱える人は、人生においてとても損をしています。時間的ロスやいつも腹具合を心配している精神的な負担。
【下痢が起こる仕組】
・食べたものが便になり排泄されるまで通常24~72時間
・大腸での水分吸収量が1日15~30g程度少ないだけで下痢をしてしまうという微妙な水分バランスの上に成り立っている。
・口からとる水分を控えたところで、便の水分量にはほとんど関係ない
・便ができたらすぐに排便されるわけではなく、大腸の下行結腸、S状結腸に留まる。朝食などの刺激により、溜まった便を一気に直腸へ押し出す「大蠕動」が起きる。直腸へ送り込まれると直腸の内壁が刺激され、この刺激が脳へと伝えられて、便意をもよおす。
・下痢とは大腸における水分の吸収が不十分なために、水分量の多い便が排泄される現象。その最大の理由は、自律神経の乱れなどにより、大腸が盛んに蠕動運動を行い便の通過速度が速くなること。
・アルコールを飲み過ぎたときは、腸管内に多量の水分が分泌されるため、腸の水分吸収が追いつかずに下痢を起こす。
【メンタルとおなかの不調】
・「心配だからトイレに」が下痢を作る。
便意が訪れるまで便を留めておけば、水分が吸収されて便が固まり切ってない便を出してしまい、自ら下痢を作っている。
メンタル面でも、トイレに行くことで不安が明確化するので新たな不安感をかかえる。なにもでなかったら、なおさら。
強いストレスにさらされると、腸の蠕動運動が不規則になり本物の便意が生じる。
・気分が落ち込んでいるときは腸の動きが鈍くなり便が腸内を通過する速度が遅くなり、不安を感じているときは腸の動きが激しくなり便の通過速度が速くなる。
・女性ホルモンがストレスに強くする。だから出産や夜泣きなどにより睡眠が十分とれない過酷な日々を乗り越えられる。更年期になると女性ホルモンが減り、ストレスに弱くなる。
【おなかを強くする技術】
・ストレスから生じる交感神経の緊張を解く
・1日4回の自律訓練法
・10~20回の腹式呼吸
・メンタル薬などでメンタルを改善する
・トイレに行く回数を減らす
・便意を感じてからトイレに行く(栓になる硬い便を育てる)
・休日は1日1回の排便を目標とする
・トイレ日記(時間帯、硬さ、食事)をつける
・食事の取り方を変える
・朝食は食べない
・油ものとアルコールとカフェインは下痢を起こしやすい
【セロトニンについて】
・脳内のセロトニンは神経細胞の間で情報伝達に使われるが、心配ごとが多かったり頭を使う作業を長時間続けると徐々に減っていく。セロトニンの生産量を超えて使いセロトニンが減少すると疲労感が強くなったり、集中力が低下する。休憩すれば回復するが使い果たすまで頑張ると鬱病に遷移する。
【自律訓練法】
1.「気持ちが落ち着いている」と心の中で数回唱える
2.「右腕が重たい」と心の中で数回唱える
3. 1.
4.「左腕が重たい」と心の中で数回唱える
5. 1.
6.「両腕が重たい」と心の中で数回唱える
7. 1.
8.「右腕が温かい」と心の中で数回唱える
9. 1.
10.「左腕が温かい」と心の中で数回唱える
11. 1.
12.「両腕が温かい」と心の中で数回唱える
13. 1.
14.「両腕が重く、温かい」と心の中で数回唱える
15.両手をグッと握って、パッと開く動作を2~3回繰り返した後、両腕を2~3回曲げ伸ばしする。最後に大きく背
伸びをして、目を開ける(消去動作)
フリーダム
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