1つの仕事を2人以上でやると、2人分の仕事ができないことが多い。
複数人で仕事をすると捗らない理由
ベクトルの方向が一緒でないから
一つ目の理由は、AさんとBさんのベクトルが違う方向を向いているから!
Aさん1人、Bさん1人の仕事の合計よりも、2人でやった仕事の方が小さい。
|| A || + || B || ≧ || A + B ||
情報共有にパワーがかかるから
二つ目の理由は、AさんとBさんそれぞれが自分がどこまでやったかを伝えなければいけないため、そのパワーが必要
タスクの先行関係があるから
Aさん、Bさんで役割分担をしたときに、Aさんのある作業が終わらないと、Bさんが着手できない作業がある場合、Bさんが待つことになる。
そして、Aさんがいつ作業を終わらせることができるかは、以下なので、まあ予定よりも時間がかかると、遅延が連鎖していく。
時間tまでに終わる確率=1 – λ exp(-λt)
λ=1÷平均時間
協力しあえない
平等な役割分担というものはないので、とりあえず全員が納得している状態ではない。
ということで仕事の押し付け合いが始まる。ここに結構パワーを使う。
解決方法
シナジー、ケミストリー
|| A x B || ≧ ||A|| + || B ||
となるようにする。
Aさんが歌い、Bさんが曲を作るなど、AさんとBさんの専門性が違う場合に、新しい何かをつくれる。
弱点としては、単純なルーティンワークではこれは発生しない。
全く違う仕事を担当する
Aさんが川に洗濯に行き、Bさんが山に芝刈りにいくように、
2人が完全に違うことをすれば、
||A|| + ||B|| = ||A+B||
となる。
情報共有&可視化&管理
誰が何を担当して、現状どうなっているかが、いつもわかるようになっていれば、
それぞれが、ベストな動きをするので、うまくはいく。
弱点は、管理する人が必要になり、その人のパワーは失われる
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フリーダム
うつ病の子育て中の金融系システムエンジニアです。
名もなき家事、目的のない仕事、見えない不自由、チリツモストレスを見つけ出して、設備投資、システム化、見える化により、解決します。
習い事で、ドラムをしていました。
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