仕事でうつ病になり、一時は薬が限界量まで増えた。
様々な治療法に出会い、いまは薬が半減し、ゆっくり減薬している状態まで戻ってきた。
うつ病になって、どうやって治療していけばいいのかわからないで困っている人のために、過去の自分が知りたかったことを共有します。
抗不安剤で様子をみる
10年以上前に仕事でメンタルがやられた。
判断力、記憶力が低下している状態で、どのメンタルクリニックがいいのかもわからず、メンタルクリニックを複数回った。
その中で一番まじめそうで、温厚な先生に治療してもらった。
検査もいろいろ手配してくれた。
・脳波を近くの大きめ目の病院で撮った
・脈拍が低いので、バセドウ病の検査で血液検査を行った。
結局、仕事で発生した以上の原因がわからず、抗不安薬で病状がでなくなるまで待つという治療計画で進んだ。
・ドグマチール
・レキソタン
・頓服にソラナックス(メイラックスも試したが、眠気で自転車運転中に事故ったのでメイラックスはやめた。眠くない薬のはずだが、なぜかわたしは眠くなる)
抗うつ剤での治療
引っ越しを機に、近くで腕のいい医師を先生に紹介してもらった。
大学の先輩でかなり優秀な先生ということで、
初診に特別な料金がかかり、かなり高いけど、通い始めた。
この先生は薬を積極的に使う。
最初は、ジェイゾロフトを試した。
イライライするようになる。
サインバルタを試した。
イライラするようになる。
レクサプロを試した。
かなり良くなった。そして、一瞬完全回復した。
抗うつ剤カリフォルニアロケットで治療した
しかし、すぐに再発した。
そして、抗うつ剤レクサプロを戻し、さらに効果がでなくて、
リフレックスも飲み始めた。
レクサプロで、セロトニンの再取込を阻害して、セロトニンが退場しづらいようにし、リフレックスでセロトニンの量を増やすという飲み方。
病状は一進一退だが、ジリジリと後退している感じがした。
そのときの、保険が払った分も含めた薬の値段を計算してみた
1年の抗うつ剤の値段
=321,200円=880円*365
=レクサプロ2錠(約400円)、リフレックス3錠(約480円)*365
うつ病になる人の割合
15人に1人
なので、うつ病でない人が結局は払うので、 321,200円/14人=22,942円/人
1人あたり2万3千円の支払いになる。(診療費と抗不安薬は別途)
光トポグラフィー検査で現在の治療方針の妥当性チェック
NHKのうつの特集でやっていた光トポグラフィー検査というものを知った。
うつ病の多数の人が、実は鬱ではなく、躁鬱だったりと診断に間違えがある場合があって、間違って診断を元に治療していても治らないとのこと。
それを判定するのが、光トポグラフィー検査で、脳の血流を課題をこなすと増えていくのかそうでないのかをテストし、うつなのか躁鬱なのかなど血流の波形で判定みる検査。
光トポグラフィー検査のたしかさは60%ぐらいの確率なので、光トポグラフィーだけでなく、問診などをして、総合的に診断しない。
そうであっても、光トポグラフィー検査の結果を知れば、なにか見えてくるのでは?と思い申し込んで、検査を受ける。
波形の形から、うつと診断された。
前頭葉、側頭葉ともに、血流があがっていかない。健常者なら、上がる波形だがわずかにしか血流が増えていない波形だった。
治療方針もだとうっぽいけど、抗うつ剤は限界量で、これ以上増やせない。詰みかけていると思い。NHKのうつ特集の治療法でやっていた。TMSにかけることにした。
rTMSで治療
rTMSでの治療は保険適用ではないのと、日本では信じられていないので、アメリカなどに行って治療しないといけないが、東京にはrTMSで治療している病院が何個かある。
電話して、問診とrTMSの予約をいれた。
自費なので高いが、アメリカに行くよりもはるかに安い。
rTMSは前頭葉のDLPFCに磁気を当てて血流を増やす治療。
PFCは前頭葉のことらしい。
rTMSでの治療が始まった。出力を回数が増えるごとに上げていくので、最初は慣れるのに受けている感じ、それでも10回ぐらい受けるとかなり頭の左の奥あたりに血流があるのがわかるようになった。
そして、気持ちが悪くなったので、リフレックスとレクサプロの数を減らした。そしたら、気持ち悪さが収まりかけた。
しかし、別の気持ち悪さが残っていることに気づいた。
医師に相談すると、rTMSを受けると脳の血流が増えて、脳の唯一のエネルギーである糖と水分が大量に失われ、血糖値が下がるので、糖分を補給するようにいわれた。その通り糖分を補給したら気持ち悪さがなくなった。
30回目rTMSを受けたところ、DLPFCらしきところが、活動し続けていることが実感できて、扁桃体の活動が抑えられている感じがした。
これ以上回数のrTMSの効果も薄くなるので、rTMSの頻度を減らして行き、減薬の目標を医師と話あった。
まず、抗不安剤が使っていると効かなくなっていくので、最初に抗不安剤(レキソタン)をなくすことを目標にし、次に抗うつ薬レクサプロをなくすことを目標にする。
最後に問題はないけど、リフレックスをなくすという目標で決まった。
減薬の仕方のコツ
安全な減薬の仕方について、医師に聞いたので、時間のある時に記載予定。
カウンセリング(仕事する人向け) <ー いまここ
仕事をする人向けのカウンセリングを受けている。後1回で終わるので、すべて終わったら、まとめる。
運動による脳の回復 <ー いまここ
医師が運動をすると、メンタルにいいと言っていたので、
運動がメンタルに与えるいい影響の本を探して読んだ。
NHKの人体や鬱のスペシャルでも言っていたので、確定事項だと思っていたが、どれぐらいメンタルに良いのか?知りたかったので、具体的な効果が書いてある本を探して読んだ。
BRAIN一流の頭脳という本を読んで、30分程度のランニングを定期的に行うことにより、脳が回復するということを学んだ。
うつ病は脳が萎縮した状態であるらしい。
そして、上記の運動が抗うつ剤以上に効果がある。
時間のあるときに、本から学んだことを本のリンクとともに追記する
→
実際に週に1回だけだが、25分間脈拍130〜140を維持するエアロバイクの運動をし始めたが、すでに3回目でレクサプロをやめられるのでは?と思うような効果がでている。
CBT(認知行動療法)
伊藤絵美著「つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ療法をやってみた」を読んで、rTMSで完治しなかった場合の保険として、認知行動療法について学んだ。
認知行動療法は、
ストレッサー(外部)に対応するストレス反応(内部)を客観視して、ストレスを流す。
または、子供の頃に出来上がった困った自動反応を見つけ対応するスキーマ療法
時間のあるときに、本から学んだことをリンクとともに追記する
ここで学んだことは、マインドフルネス で大体治るけど、ダメならスキーマ療法という2段構えの治療法があり、rTMSやカウンセリングが最後の砦でないこと。次があるというのは、こころに余裕ができる。
フリーダム
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