ピアノの新人調律師を主人公にした物語を読んで、仕事の本質について考えさせられた。
物語の中で彼は、「正しい調律とは何か?」という問いに何度もぶつかる。
最初は、教科書通りの“正解”を追い求める。しかしそれだけでは、演奏者の心に響かないことに気づく。
やがて彼は、「ピアノは演奏する人のためにある」という当たり前だけど見落としがちな事実に辿り着く。
同じピアノでも、演奏者によって求める音は違う。だからこそ、その人に合わせて調律することが大切だと理解する。
さらに物語はもう一歩進む。
ピアノの音は、演奏者のためだけではなく、その先にいる“聴く人”にも届けられるものだと気づくのだ。
つまり、
- 演奏者にとって弾きやすいこと
- 聴衆にとって心地よく響くこと
この両方を満たしてこそ、本当に良い調律になる。
この話は、ピアノ調律師に限らず、多くの仕事に当てはまる。
- ピアノを演奏する人 = 直接の顧客
- 演奏を聴く人 = 顧客の先にいる利用者
と考えると、とても分かりやすい。
例えば、システム開発であれば、
発注してくる担当者(直接の顧客)だけを満足させても不十分で、
実際に使うエンドユーザー(その先の顧客)にとって使いやすいものでなければ意味がない。
ここを見落とすと、「依頼通りに作ったのに使われない」という状況が起きる。
自分の仕事を振り返ると、つい目の前の相手だけを見てしまいがちだ。
しかし本当に価値があるのは、その先にいる人にまで届いているかどうかだと思う。
新人調律師の成長は、そのまま「仕事の視野の広げ方」を教えてくれている。
- 正しさを追う段階
- 相手に合わせる段階
- その先の人まで考える段階
この3段階を意識するだけで、仕事の質は大きく変わるはずだ。
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フリーダム
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