歯科医という職業のリアルを知った一冊
残る歯科医 消える歯科医を読んで、正直なところ「歯医者もかなり厳しい世界なんだな」と感じた。
普段はあまり意識しないけれど、歯科医になるまで、そしてその後も、想像以上に大きな負担とリスクを抱えていることがわかる内容だった。
印象に残ったポイント
■ 歯科医になるまでのハードルが高すぎる
歯学部を卒業するまでにかかる学費は、なんと2000万〜3000万円。
ここですでに、一般的な職業と比べてもかなり大きな投資が必要になる。
■ 開業にはさらに巨額の資金が必要
歯科医院を開業するとなると、追加で3000万〜5000万円。
設備投資や立地などを考えると、失敗できない“勝負”になる。
■ 業界構造の厳しさ
いわゆる「医者=安定」というイメージとは裏腹に、歯科業界は政策的にも厳しい立場に置かれている。
競争も激しく、収益を安定させるのは簡単ではない。
■ ワーキングプア化の現実
高額な初期投資を回収できず、思ったように収入が伸びないケースもある。
結果として、生活が苦しくなる歯科医も存在するという現実。
■ バブルとその崩壊
インプラント需要で一時的に盛り上がった時期があったものの、その後は落ち着き、
訪問歯科の需要も一時的なブームで終わってしまった側面がある。
読んでみて感じたこと
これまで「歯医者は安定していて儲かる」というイメージをどこかで持っていたけれど、実態はかなり違っていた。
むしろ、
- 初期投資が大きい
- 回収リスクが高い
- 市場競争が激しい
という意味では、かなりシビアな“経営者”の世界に近い。
まとめ
この本は、歯科医という職業の裏側を知るきっかけになった一冊だった。
患者として通っているだけでは見えない世界だけれど、
こうした現実を知ると、歯科医の見方が少し変わる。
「資格があれば安泰」という時代ではない、ということを強く感じさせられた。
フリーダム
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