幼馴染の絆に憧れるきっかけとなった一冊、三浦しをんさんの『政と源』を読み終えた感想をまとめました。
【あらすじ:対照的な二人の「じいさん」】
元銀行員の政(国政)と、つまみ細工職人の源(源二郎)。性格も歩んできた人生も正反対な二人の日常を描いた物語です。源の弟子である徹平や、その彼女のマミといった若手キャラクターが、物語に良いスパイスを加えています。
【共感ポイント:サラリーマンが抱く「職人」への羨望】
特に印象的だったのは、政が源に対して抱く「妬み」や「羨ましさ」の描写です。
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自由に生きる源への複雑な思い 組織の中で生きてきた政にとって、自分の腕一本で生きてきた源のオープンな振る舞いは、眩しくもあり、鼻につくものでもあります。
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「手に職」へのリアルな視点 サラリーマン経験がある人なら、定年後にふと感じる「自分には何が残っているのか」という不安や、自由奔放な職人への憧れに、痛いほど共感してしまうはずです。
【読みどころ:静かなのに「ハラハラ」する心理描写】
大きな事件が起きるわけではありませんが、政の心の動きが非常に丁寧に描かれています。プライドが邪魔をしたり、素直になれなかったり……。
「政の心情の揺れに、読んでいるこちらまでハラハラさせられる」 そんな心理戦のような面白さがこの作品の醍醐味です。
【結び:理想の老後と友情のカタチ】
喧嘩ばかりしていても、結局は一番の理解者である二人。歳を重ねても「なんだかんだ言って隣にいられる友達」がいる幸せを、深く感じさせてくれる作品でした。
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フリーダム
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