池谷裕二著「できない脳ほど自信過剰」を読んだ。
忘れてはいけない章と感想をメモる。
知っているとかなり楽に生きられそう
しつけは叱ってはだめ(p32)
学んだこと
褒めるだけ > 褒める&叱る> 褒める
の順番で良い結果になると書いてあった。
現実とのギャップ
なぜか人のダメな部分、失敗が目につき、そこばかりを見てしまう。
ダメな部分、失敗については、誰がみても、ダメであることがわかりやすい。
褒めるべき部分は人それぞれ好みがあり、自分がいいと思っても、他の人はそう思わないということがよくある。
自分に自信がないので、積極的に褒めるのをためらう。
これが染み付いている。だから叱るをやめて、褒めるができない。
我慢すると忍耐力が下がる(p42)
学んだこと
精神力は有限なので、我慢すると消費される。
我慢しつづけると、どこかで我慢ができなくなる。
現実とのギャップ
我慢することが、まともな大人みたいな風潮があって、
我慢しないで尊敬されるのは才能があって、何かを成し得た例外的な人という印象が強い。
そして、我慢自慢ばかり。アルコールは無限に飲めるはずはないのに、アルコール飲める自慢がなくならないのと同じ!
失敗するほうが脳は学ぶ(p45)
学んだこと
正確な記憶は、曖昧な記憶よりも、低級。
曖昧な記憶のほうが、失敗から上手に学習できる。
現実とのギャップ
抽象的な話やものよりも、具体的な話やもののほうが、分かりやすいので、飛びつきやすい。
分かりやすくて脳に負荷が少ないものがみんな大好き。
絵画の話になると、写真<絵画(写実主義)<絵画(印象派、キュビズム、コンテンポラリー)の順に高尚なものとされがちなのが、この本にかかれていることになっとくする。
退屈の苦痛にヒトは耐えられない(p161)
学んだこと
心はヨガやマインドフルネスなどの特殊な精神トレーニングをしなければ、孤独には耐えられない。リタイアするにはそれなりの準備が必要。
感想
定年退職して、ありまる余暇があれば、幸せにみえるが、それに心が耐えられない。
「終わった人」 のワーカホリックな主人公に絶対なるはずがない。
そう思っているが、結局みんな好きでもない仕事が恋しくなる。
心を鍛えなければ、定年退職もできないというのは、残念でしょうがない。
暇だと、余計なことを考えて、同じところを行ったり来たりして、精神的に消耗する。
暇に蝕まれるのは、大学4年の就活終了後に経験した。
あの時間で、いま時間がなくてできないことをしておけばよかったと思った。
暇に備えるか未熟な心をトレーニングしておくかどちらかしかない。
うつ病には運動が効く(p201)
学んだこと
炎症を起こし、神経細胞、神経伝達物質を痛め、トリプトファンを消費する物質を運動で減らせる
感想
運動がいいのは知っていたが、化学的根拠が言えるとかっこいい。
ストレスフリー
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