認知行動療法(CBT)
- ストレス体験を環境(ストレッサー)と個人(ストレス反応)の相互作用だととらえる
- 個人(ストレス反応)は認知(自動思考)、気分・感情、行動、身体反応という構成要素の相互作用に分解できる
- 認知と行動だけがコントロールできるので、そこを改善する
マインドフルネス:自分でできる
(定義)
自らの体験(自分自身のとりまく環境や自分自身の反応)にリアルタイムで気づきを向けて、評価や判断を加えずにそのまま受け止め、味わい、手放すこと。
(コツ)
自分の体験に巻き込まれずに、自分の体験を見ることができる「もう一人の自分」を作る必要がある。 もう一人の自分は体験を否定したり評価したり、コントロールしようとしない。「ふ~ん、そうなんだ」と受け止める。自然に消えるまで味わう
(できること)
瞬間的に頭によぎる思考やイメージの「自動思考」を客観的に眺めることができるようになる。巻き込まれないで、客観的に見れれば、変われる。
スキーマ療法:自分ではできないけど、知識として知っておく必要あり。
自動思考よりも深いレベルの継続的な認知である「スキーマ」の修正が必要な場合の療法
この本を読む限りスキーマの修正は専門家なしでやるのはかなり危険そう。
(対象)
「早期不適応的スキーマ」(人生の早期に形成され、後にその人を生きづらくさせるスキーマ)
→
スキーマ療法は専門家でないとできないけど、
子育てで注意しておけば、子供が大変に目に合わないポイントがわかる。
(治癒はさせられないけど、予防はできる)
(子育ての気を付けポイント)
「早期不適応的スキーマ」は、以下の5つの中核的感情欲求が満たされないことにより起こる
1.愛してもらいたい。守ってもらいたい。理解してもらいたい。
2.有能な人間になりたい。いろんなことがうまくできるようになりたい。
3.自分の感情や思いを自由に表現したい。自分の意志を大切にしたい。
4.自由にのびのびと動きたい。楽しく遊びたい。生き生きと楽しみたい。
5.自律性のある人間になりたい。ある程度自分をコントロールできるしっかりとした人間になりたい。
→
上記のポイントに注意して、子育てすれば予防できそう
(失敗した場合に発生する問題)
上記のそれぞれが満たされないば場合の問題は以下。
1.人との関わり断絶されること
2.「できない自分」にしかなれないこと
3.他者優先し、自分を抑えること
4.物事を悲観し、自分や他人を追い詰めること
5.自分勝手になりすぎること
→
上記の重大な問題が起きるので、子育てを多少苦労しても、早期不適応的スキーマを予防したい。
フリーダム
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