この本で、マインドフルネスとは別の以下のことを学んだ。
テニスのトッププレーヤーはゲームの少しの途切れの間に、エネルギーの回復とポジティブな集中力の維持する動作を行っている。
この小さな回復をマイクロレジリエンスとこの本では名付けて、テニスではなく、人生に適用しようとする内容。
具体的な方法は
1)脳の使い方を切り替える
・マルチタスクをやめる
・集中力が切断させる状況にならないように、集中する時間と、コミュニケーションする時間帯を分けて周囲に示す。
・脳に覚えさせるのではなく、書き出す
・決断は、意思決定能力が思っているよりも、回数上限が少ないので、朝に行う
・チェックリストを作る
・60分以内の全力で運動が脳のパフォーマンスを上げる
2)原始的な恐怖をリセットする
・感情に名前をつけ、恐怖や怒りに支配されないようにする。そして、感情をポジティブな新しい名前を付ける。
・腹式呼吸で深呼吸する
・シナモン・バニラ・ナツメグ・ラベンダーの香りを嗅ぐ
・鐘の音や聞き慣れた歌を聴く
・パワーポーズ(AmyCuddyのTEDトーク参照)を取る
3)思考のクセを見直す
以下の方法を習慣化し、ポジティブ思考で居続ける訓練をする。そうすると神経系、循環系、免疫系の効率が上がる。
・ジョイキット(喜びを感じる写真、音楽、メールなど)を用意しておいて、調子の悪いときに見る。
・ABCDEモデルによる見直し
A=困難なできごと
B=思い込み
C=感じたこと
D=思い込みへの反論
E=活性化
A→Cとなるが実はA→B→Cとなるため、Bへの反論をすれば、A→B→C→D→Eと回復できる。
・逆転発想法
カードに直面している障害を書く、そのカードの裏側に逆のことを、
まるで事実かのように現在形で書き込む
そして、仲間とこの裏側について話し合うと、自分が想像していないアイデアがでることがある
・「3つのP」を「3つのC」による見直し
悪いことが起こったら、「自分のせい」「それがずっと続く」「どの場所にいても起こる」
という考えから、次の質問に変換するクセをつける
「取り組むべき課題はなにか?」
「選択肢はなにか?」
「自分は何を望んでいて、何をコメットしているのだろうか?」
・毎朝感謝していることを3つリストアップする
4)体をリフレッシュする
・水をこまめに飲む
・血糖値が上がりにくいものを食べる
5)心を活性化する
・価値観(情熱、信念、喜び)を検討して、人生の目標のリストを作成し、キャッチフレーズを書く。
日々の暮らしに溶けこませるために、目につくところに配置する。
そこに心が戻れるようにする。
・時間の配分を人生の目標の観点で割り振りなおす
・自分がエネルギーをもらえるタスクとエネルギーを奪われるタスクを数値評価する
そして、その情報をもとにタスクの再設計できないか検討する。
フリーダム
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