この本を読んで下記のことを学んだ。
ストレスを受けると、ストレスホルモンのコルチゾールとDHEAが分泌される。
コルチゾールは体と脳がエネルギーを使いやすいように代謝を助け、消化、生殖、成長などストレス時に重要でない機能を抑える。
DHEAはストレスの経験を通じて脳が成長するのを助け、コルチゾールの作用を抑制し、治癒を早め、免疫を高める。
長期的なストレスの場合、コルチゾールの割合が高いと免疫低下、鬱病になる。DHEAの割合が高いとストレス疾患のリスクが低下する。
ストレス発生時に「ストレスにはよい効果がある」という情報を与えられた人はDHEAの分泌量が多い。
ストレスに対する反応は「闘争・逃走反応」の1種類だけではない。「チャレンジ反応」は、ストレスホルモンの割合が理想的で成長につながる。「思いやり・絆反応」はオキシトシンというホルモンが分泌され人とのつながりを求める気持ちを強くする。
どのストレスでもホルモンが分泌され、心身の回復を助ける。(ストレスホルモンからの回復ではない)
状況に応じて適切なストレス反応が起きるためには、「体に起こるストレス反応は、いざというときに役立つ」と考え方を変えた方がいい。
「ベネフィット・ファインディング」(逆境のなかにも、よい点や得るものがあると考えること)は、鬱病や心臓病のリスクの低下、免疫機能強化、結婚生活の満足度向上などの様々な効果につながる。
「代理成長」は他の人の苦しみ心か共感することで、自分が成長できる。哀れみは「代理成長」を阻害する。あくまでも共感すること。相手の苦しみだけでなく、強さにも気づく必要がある。
考え方を変え、自分にはストレスをプラスの力に変える能力があると信じる
フリーダム
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